水虫の治療薬の中には直接患部に塗ったりするような薬以外にも内服薬が存在します。それがイトリゾールです。水虫治療に用いられる投薬、服用するタイプの治療薬になります。知られざるイトリゾールについて興味が出てきましたか?

イトリゾールの強みとは

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カビの仲間となる真菌は、皮膚や体内で寄生することで増殖を繰り返し、人間に様々な悪い作用を及ぼします。
こうした症状を真菌性の感染症と認め、治療するには対抗する抗真菌薬が使用されます。
イトリゾールも真菌に対して殺菌的作用を示すトリアゾール系の抗真菌薬で、カプセル錠または内用液の飲み薬として使用されます。
トリアゾール系は強い抗真菌活性と広い抗真菌スペクトルを持つ系統で、内服薬としては比較的に副作用が少ないことから病院で処方される飲み薬としては広く利用されています。
副作用が少ないといっても完全にゼロにすることはできず、吐き気や腹痛、下痢、手足のむくみといった症状が見られ、場合によっては肝臓に重大な障害を起こすこともあります。

他の薬の代謝を邪魔することも知られていて、併用注意となる薬が非常に多いことでも有名です。
そのため、使いづらい印象のあるイトリゾールですが、タンパク質のひとつであるケラチンとの親和性が高く、爪や皮膚といった細胞への移行性が強いことでも知られています。
この性質は通常の治療薬と違い、血中に溶け出した後で細胞内に留まり長く維持されるため、長期的な治療に有効となっています。
真菌の仲間となる白癬菌が原因となる水虫でも、爪白癬は塗り薬では治療が困難となっていますが、イトリゾールなら爪に移行して抗真菌作用を示すためしっかりと治療することができます。
イトリゾールの性質を利用して、1週間だけ服用して3週間を休薬し3回繰り返して飲み続けるパルス療法が可能で、本来なら半年以上は飲み続ける必要のある治療薬が3ヶ月で済みます。
短期で集中的に服用することで副作用のリスクを軽減し、確実な治療が行えるのがイトリゾールの強みとなります。

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